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ココログ


ほし2

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2008年12月の記事

2008/12/28

よいお年をお迎えください

 すみません,年の瀬まで(文字通り)走り回っていたので(今日も300キロクルマで走りました(^^;)),気の利いたことを書く余裕もありませぬが,どちら様もよいお年をお迎えください.今年も皆様にはいろいろお世話になり,感謝ばかりの1年でした.来年もまたよろしくお願いします.

 ・・・・・・来年は,もう少し業界の将来に寄与しうるエントリー&コメントを書きたいものです.

2008/12/27

マーラー/交響曲第6番

マーラー/交響曲第6番イ短調@クラウス・テンシュテット/ロンドン・フィル(EMI:7 644476 2)

 1983年4月と5月の録音.
 日本でLPが出たのが,確か僕が高校3年の冬で,レコード屋の店先で第1楽章を聴いたときには「とうとうテンシュテットの“悲劇的”が出た!」と感激した記憶がある.あの頃,レコード屋の店先で聴いたもうひとつの衝撃的な録音は,アーノンクール/コンセルトヘボウのモーツァルトのト短調K.550だったですね.

 しかし,これだけ大きな作品を抜群のコントロールで大きく振れる指揮者は,そう滅多にいるものじゃなかったですね(sigh).特に終楽章は,重層的で多義的で,ともすれば単純化されてしまう音楽を,緻密なコントロールと壮大なスケールで「夢も希望もなく」圧倒的に聴かせてしまうのは,やはり途方も無い才能だったのだな,と.

2008/12/22

J.S.バッハ/クリスマス・オラトリオ

J.S.バッハ/クリスマス・オラトリオBWV248@クルト・トーマス/ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管絃楽団(ベルリン・クラシックス:0021912 BC)

 1958年12月の録音.最初期のステレオ録音と思われ,多少人工的な感はあるが,よく録れている.

 トーマス(1904-1973)は,ギュンター・ラミン(1898-1956)の跡を継いでJ.S.バッハゆかりの聖トマス協会の音楽監督(トマスカントル)を務めた指揮者.しかし,東ドイツの水が合わなかったのか,4年ほどでトマスカントルの地位を辞し,西側に去った(その跡を引き継いだのはルードルフ・マウエルスベルガーの弟エアハルト).この「クリスマス・オラトリオ」はトーマスがトマスカントルの職にあった時代に,聖トマス協会合唱団とゲヴァントハウスのオケを起用して録音されたもの.

 冒頭の合唱は指揮者が気負ったのか,録音技師が気負ったのか,やたらと派手でにぎやかでやかましいほどだが,曲を追うごとに次第に落ち着いてきて,如何にも古きよき時代の鄙びた雰囲気が漂ってくるところが,あの木製の飾り物を飾るドイツのクリスマスを思い起こさせる.つい,聴きなおしたくなる好演.

2008/12/21

図書館が見る「コミュニティ」のパースペクティヴ

 『図書館概論』(JLA図書館情報学テキストシリーズ Ⅱ-1)の新訂版が届いたので,興味のあるところを拾い読みしてみたのです.そこで,どうも気になったのは「コミュニティ」というものの捉え方/考え方が,今もなお「定住者のコミュニティ」のみを前提にしているんじゃないか,というところなんですね.それはある種の公共図書館業界人が(指定管理者制度を導入していること以外でも)千代田区立千代田図書館を評価しない/できないことと,ほぼ裏表の関係を作っているんじゃないかと考えるのですよ.

 と言うのも,某研修会で千代田図書館の方の講演を拝聴した際,書き留めた僕のメモがあるのですが,それを僕なりに解釈・再構成してみると,千代田図書館は立地的に,定住者へのサービスに重点を置く従来型(『市民の図書館』が目指したような,新着図書と「貸出し」中心の運営による)の公共図書館を目指すことはもちろん,予算や建物から考えても,良いと思ったサービスを何でも取り入れることが可能な(浦安市立図書館のような)万能型の公共図書館を目指すことも難しい,と.定住人口(夜間人口)と流入人口(昼間人口)の落差を考えると,千代田図書館がターゲットにすべきは昼間人口(つまり黒川紀章が『都市革命』の中で述べている「テンポラリー・コミュニティ」を形成する人々)なのではないか,そして,テンポラリー・コミュニティへのサービスを考えれば,自ずと現在のサービス形態が千代田図書館として重点的に展開することが相応しいサービスになるのではないか,ということだったのですね.

 例えば神野直彦は『地域再生の経済学』の中で「情報の流通が激しくなれば人間の移動は減るのではないか」という意味のことを書いていますが,僕は現状,「情報の流通量の増大とともに人間も移動し,移動した先ごとにコミュニティを作る」(そのようなコミュニティを黒川は「テンポラリー・コミュニティ」と呼びます)という黒川紀章に左袒するところでして,『図書館概論』を読んで,まだまだ隙間産業(^^;)を考える余地はあるようだな,と受け止めているところです.方々で形成される時間的にも構成メンバー的にも重層的な「テンポラリー・コミュニティ」に対して,図書館-特に公共図書館-が為し得ること,更に進んで公共図書館が形成しうる「定住者のコミュニティ」だけではない重層的な「テンポラリー・コミュニティ」を考えることも,これからは必要でしょう.


TE DEUM

TE DEUM: Church music & Christmas music for Concert Band(De Haske:DHR 01-048-3)

 録音年不明.まるしー表示は2008年.レコード会社はオランダの会社である由.
 マルカントワーヌ・シャルパンティエ(1643-1704)の「テ・デウム」ニ長調H.146の前奏曲(これは「ユーロヴィジョンのテーマ」としてヨーロッパではつとに有名なものらしい)から,ホルストの「木星」から,ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」から,いささか取りとめの無い選曲がされているらしいCD.「らしい」というのは,他に選曲されている曲の大半が吹奏楽を作曲しているオランダの現代作曲家諸氏の作品のようで,その作曲家に関する情報がCDのブックレットに載って無いという(^^;).
 とは言え,親しみやすい曲調で如何にも吹奏楽曲らしいオーケストレーションの作品が並んでいるので,吹奏楽好きなひとにはおススメできそう.

2008/12/09

一休み

 今日から10日間,「リフレッシュ休暇」としてお休みします.

2008/12/08

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番

ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番ハ短調作品18@セルゲイ・ラフマニノフ&レオポルド・ストコフスキー/フィラデルフィア管絃楽団(RCA:BVCC-5115)

 1929年4月10日と13日の録音.
 ピアニスト・ラフマニノフが自らの作品を弾いた録音である.ラフマニノフの音楽は情緒纏綿たる旋律が延々と続くロマンティックなものだが,ここで聴くラフマニノフ自身のピアニズムはそれほどずぶずぶのロマンティシズムに溺れている,という風でもない.むしろ,速めのテンポですっきり仕上げる箇所と,遅めのテンポで余韻を響かせながら弾く箇所と,どちらかと言えば表現主義に近い芸風を聴く.第2楽章など,どうしたらそんなに速く弾けるんだ! という箇所も散見されるくらいで,フィナーレも疾風怒濤のような弾きぶり.この作品から古きよき時代の「グランド・マナー」を引き出しているのは,むしろアルトゥール・ルービンシュタインの残した録音の方だろうと思う.
 テンポが揺れても,ラフマニノフのピアノにピッタリとオケを付けているのは,さすがにストコフスキーである.

2008/12/07

マーラー/交響曲第2番

マーラー/交響曲第2番ハ短調@ゲオルク・ショルティ/ロンドン交響楽団(デッカ:475 8501)

 1966年5月の録音.
 冒頭から,絃の音が如何にもデッカ(^^;),という録音が目をひく.録音同様,演奏もバリバリの硬派で,LSOの首根っこを押さえて楽譜どおりに演奏させるべく引きずり回しているようなドライヴ振りである.劇的,というよりは多分に劇場的なショルティの良いところも悪いところも全開になっている,そんな演奏.ドライでサッパリした演奏をお好みの方には,おススメかと.マーラーの世紀末的な混沌を聴きたい方には不向きだが,かと言ってマゼールのように「健康的な作曲家マーラー」と言うわけでもなく,ブーレーズのように楽譜の透視図を録音しているわけでも無いところが,ショルティのショルティたる所以か.

2008/12/06

ベートーヴェン/交響曲第9番

ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調作品125@ヴィルヘルム・フルトヴェングラー/バイロイト祝祭管絃楽団(オルフェオ:C 754 081 B)

 1951年7月29日の録音.
 あの,かの有名な「バイロイトの第9」の異版として,昨年話題をさらった録音である.店頭で値下がりしていたので購入してきたけど,正直,フルトヴェングラーのライヴはどれが無編集でどれが編集モノなのか,これ以外でも何が何だかわからない状況にあるようなので,そのことについては深入りしない.ミステリーのネタにはいいかもしれないが,音楽を聴くには少々邪魔だよ(^^;).

 でまあ,この録音なのだが,第一級の演奏であることは間違いない.堂々とした音楽の大伽藍がそこにある.「神話」の霞がかかって,なかなか音楽のみを評価することの難しい存在にヴィリーがなってしまっていることは事実だが,こういう演奏を聴いてしまうと,それもむべなるかな,と思わせるだけの録音だと思うのだが.

2008/12/05

ブルックナー/交響曲第8番

ブルックナー/交響曲第8番ハ短調@カール・ベーム/ヴィーン・フィル(DG:463 081-2)

 1976年2月の録音.
 ベームのブルックナーというと,デッカに録音した第3番と第4番は時々言及されるけど,DGに録音した7番と8番は不思議にも,それほど語っているひとを見ないような気がする.しかし,この8番は数ある8番の録音の中でも屈指の名盤であり,晩年のベームの録音の中でもまた,指折りの名演奏だと,個人的には考えるよ.
 結局,デッカはショルティに,DGはヨッフムとカラヤンにブルックナーの全集を作らせたが,やはりベームにブルックナーの全集を録音させなかった(できなかった?)のは痛恨事ではないか?

2008/12/04

ブルックナー/交響曲第7番

ブルックナー/交響曲第7番ホ長調@ロヴロ・フォン・マタチッチ/チェコ・フィル(スプラフォン:COCO-70414)

 1967年3月27日から30日の録音.
 美しい演奏では無いが,実に豪壮で雄大なブルックナーである.脂の乗り切った指揮者と,実力のあるオケの幸福な出会いを思わずにはいられない.録音日を考えると,ほぼ1年後には「プラハの春」で亡命してしまうカレル・アンチェルが常任指揮者だったチェコ・フィル全盛期の最晩期における雄姿,ということにこの演奏はなるわけだが,この演奏を支える粘り気のある絃楽器の音色は,この頃のチェコ・フィルに特有のものだったのだろうか.

2008/12/03

エヴァルド/金管五重奏曲第1番

ヴィクトル・エヴァルド/金管五重奏曲第1番作品5@ストックホルム・チェンバー・ブラス(BIS:CD613)

 1993年2月から3月の録音.
 以前第2番を記事にしたためか,何故か時々,検索で引かれて当blogに来られる方もいるエヴァルド(1860-1935)の金管五重奏曲.もっとも当の記事は1番を書くつもりが2番に変更したのはいいのだけど,タイトルから内容から矛盾だらけになっていた恥ずかしい代物で,今回ようやく修正をいたしました.間違いを垂れ流していたことをお詫びします.

 さて,今日は正しい第1番の記事.第1番は3楽章からなり,悲劇的,英雄的な雰囲気を漂わせる第1楽章から始まり,メロディアスで愛らしい第2楽章を経て,なかなか威儀堂々たる中にも親しみやすい終楽章にいたる,変化に富んだ肩の凝らない佳作です.ブラス・アンサンブルがエヴァルドの作品を好んで取り上げるのもうなずけます.

2008/12/02

矢代秋雄/交響曲

矢代秋雄/交響曲@渡辺暁雄/日本フィル(ビクター/タワーレコード:NCS610-611)

 1981年11月17日録音.
 恐らく,現代日本で作曲された交響曲の中でもずばぬけた傑作であると,評価できるほど多くの交響曲を聴いたわけでは無いけど,そう評してもいい作品であろう.音源も武満徹以外の現代日本の作品にしては多くて,3種類はあるはずだと記憶しているけど,あまりひとの口の端には上らないようで,ちょっと残念.

2008/12/01

マーラー/交響曲第2番

マーラー/交響曲第2番ハ短調@ヘルマン・シェルヘン/ヴィーン国立歌劇場管絃楽団(ウェストミンスター:MCD80353)

 1958年6月の録音.最初期のステレオ録音である.
 ここでシェルヘンは,楽譜の指示にもまして強弱を表情付け際立たせ,テンポを柔軟に(と言うよりは「縦横に」と表現するのが相応しいか)動かし,これが表現主義だ,と言いたげな演奏を展開する.哀しいかなオケが脆弱でシェルヘンの要求に応じきれず,あちこちでアンサンブルが乱れたりミスが聴こえるのはご愛嬌(^^;)である.この録音が行われた時期に,ここまでマーラーを表現し尽くしたことの方を褒め讃えるべきなのかもしれないのだから.

 今月は締め切りのある原稿も終わって当blogの「図書館系」強化月間にしようか,と思ったらいきなり気持ちが萎えるようなモノを見てしまったので,どうなるかわかりません(^^;).どこまで他館種勤務者の気持ちを踏みにじったら気が済むのだろう,あの信心深いヒトたちは.

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