ブルックナー/交響曲第1番
ブルックナー/交響曲第1番ハ短調@オトマール・スウィトナー/シュターツカペレ・ベルリン(ドイツ・シャルプラッテン:TKCC-15011)
1987年5月12日から15日の録音.
DGも録音場所として愛用していた(例えばフルトヴェングラー/BPOによる1951年12月録音のシューベルト/交響曲ハ長調D944)ベルリンはダーレムというところにある,彼のイエス・キリスト教会での録音である.これが何をどう考えたのか知らないが,とにかく残響を取り入れすぎた録音で,わんわん残響が入っているものだから音楽がボケボケになってしまい,単にやかましいだけの音楽にしか聴こえないという.どうやらこの教会,それほど広い建物ではないようなのだが,それにしても強奏がただ喚いているだけにしか聴こえない録音に仕上がるか普通に考えて,と思わざるを得ない.
と,言うことはスウィトナーのブルックナー解釈にもいささか難があるのだろうか? 確かに,明らかに楽譜の指示を遵守していない箇所もあるし.うーむ.
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