リード/アルメニアン・ダンス
アルフレッド・リード/アルメニアン・ダンス Part 1 & Part 2@アルフレッド・リード/東京佼成ウィンドオーケストラ(佼成出版社:KOCD-3016)
1991年ごろの録音.
日本でも吹奏楽の作曲家として著名なアルフレッド・リード(1921-2005)の「アルメニアン・ダンス」は,元々全4楽章の作品として作曲されたものだそうだが,最初に持ち込まれた出版社が長すぎると判断したのか,第1楽章が「Part 1」として,残りが「Part 2」として,それぞれ別の出版社から出版年も別々に出版されている.出版後は,特に第1楽章にあたる「Part 1」が豊かで明るく親しみやすい旋律のためか単独でしばしば吹奏楽の演奏会にかけられたり,コンクールの自由曲に取り上げられたり,とにかく有名になっている.「Part 2」が少々暗めなのも事実ではあるが.
で,このCDは,僕の記憶に間違いが無ければ,世界で2枚目の「アルメニアン・ダンス」全曲を収録した録音だった.世界で最初に全曲を収録した録音は,確か日本の大学の吹奏楽部が収録したものだったはずである.
ここでは作曲者自身が棒を振っているが,どうも専門の指揮者ではないためか,楽しげに振っているのはともかく,何となくユルいのが「味」として取り柄なのか,玉に瑕なのかよくわからない(^^;).何処かリヒャルト・シュトラウスの自作自演(DG)に似た雰囲気を感じる瞬間がある.
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