ブルックナー/交響曲第3番
ブルックナー/交響曲第3番ニ短調@カール・シューリヒト/ヴィーン・フィル(EMI:25 2924 2)
1965年12月2日から4日の録音.
シューリヒト(1880-1968)最晩年の録音だが,なかなか剛毅な演奏である.剛毅な中にも,どこか軽味があるのが普段のシューリヒトの芸風だが,ここでは曲調の故もあってか,あまり軽妙な味は出さずに,ヴィーン・フィルから存分に重厚な味を引き出している.
3番は少々苦手な曲なので,この演奏も半ば敬遠気味だったが,40を過ぎて,ようやくこの演奏の良さが少しだけ,わかってきたような気がする.
« ブラームス/交響曲第4番 | トップページ | やっとこさ試験運用を始めますよ(遅い!) »
「今日のBGM」カテゴリの記事
- 「わかりやすさ」とは(2010.07.06)
- 玲瓏な(2010.07.04)
- アマデウスの影(2010.06.30)
- 心を音に載せるテクニック・・・・・・(2010.06.29)
- インテルメッツォ(2010.06.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント