チャイコフスキー/交響曲第6番
チャイコフスキー/交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」@ピエール・モントゥ/ボストン交響楽団(BMG:BVCC-8941/8942)
1955年1月26日の録音.最初期も最初期のステレオ録音であるが,充分鑑賞に堪える.
「秋の日は釣瓶落とし」とはよく言ったもので,あっと言う間に涼しいを通り越して朝晩は冷え込む.こうなってくるとチャイコフスキーやブラームスの音楽が恋しくなってくるのは,もう理屈を通り越して生活のリズムのようなものか(^^;).
モントゥの演奏は例の如く「何も足さない,何も引かない」アッサリした中に音楽の実像が浮かび上がるという態のもの.チャイコフスキーなんだからもう少し芝居っ気を出してもよさそうなものだが,拍子抜けするくらい「音楽」をやることしか頭に無いかの如きである.それでいて見事なチャイコフスキーなのだから.
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