マーラー/交響曲第1番
マーラー/交響曲第1番ニ長調@ロリン・マゼール/ヴィーン・フィル(ソニークラシカル:SX14X 87874)
1985年の録音(多分).
マーラーとしては,あまり面白くないマゼールの全集の中では,比較的フツーに聴ける演奏.この全集,第5番が最初の録音で,それを聴いたときには「この先,どんな全集になるのだろう」とワクワクしたのだけど,その5番さえも面白かったのは第1楽章だけで,あとはマゼールらしからぬ(?)演奏に終始していたのだったのよね.でもっと,出来上がった全集はさらに面白くないものになっていた,と.
マゼールと,この第1番を巡って思い出すのは,いつぞやかバイエルン放送響と来日した際の演奏会でこの作品が取り上げられてNHK教育で放送されたときに,終楽章のコーダで演奏者が立ち上がる瞬間を,カメラが何故か写さなかったことで(^^;).そのあとも立ち上がっている奏者をカメラは避けよう,避けようとしていたような気がした.隣りの木管を写したときに,金管が立ち上がっているのは確認できたので,非常に可笑しなことでしたね.ジョン・バルビローリがヒューストンで「何故ジャズのように奏者を立たせるのか?」という問いに「スコアの指示です」と答えたらしいのですが,クラシック,それも19世紀末の作品では滅多に無いシーンなので(しかもこれは象徴的な強調を意味する動作なので),それを避けるカメラ・ワークというのは如何なものかと思ったことです.
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