ホルスト/惑星
ホルスト/組曲「惑星」作品32@ジョン・ヴィクトリン・ユウ/フィルハーモニア管絃楽団(エクストン:OVCL-00277)
1998年7月13日-16日と9月10日(オルガン別録)の録音.オルガンのみ,プラハの「芸術家の家」ドヴォルジャーク・ホールのものを収録して合成.
ジョン・ヴィクトリン・ユウ(Djong Victorin Yu)は韓国出身の指揮者(生年不詳.CDのブックレットにも載ってないし,web上にもそれらしい記述が見当たらない).写真を見たところ,若手で売り出し中のようだが,ことこの「惑星」はハズレだ(^^;).「火星」に8分17秒もかけている時点で,僕としてはアウト.「火星」は7分以下でなければ認められない.その「火星」に象徴されるように,全体も遅い演奏で約55分かかっている.ホルストの自作自演盤より10分以上も遅いというのは,どういうことだ.まったく,作曲家の意図とは異なるオーケストレーションの見本市としての解釈は,エクストンという録音のよさをウリにしているレーベルへの録音とは言え,如何なものかと思う.そのくせオケは,華やかさに欠ける漂白された音色を奏でているし.
カップリングが入用だから購入したようなものの,「惑星」単独では魅力に欠けることおびただしい.つまらない.
先週後半は,とある研修会に行っていました.その話はおいおい書きます.どうせ勤務先に報告上げるので,そこからのピックアップと「オミットしたこと」(^^;)をこちらに載せますよ.
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