ビーバー/レクィエム
ビーバー/レクィエム イ長調@グスタフ・レオンハルト/オランダ・バロック・オーケストラ(ドイツ・ハルモニア・ムンディ:88697 281822/13)
1995年頃の録音?
ハインリヒ・イグナーツ・フランツ・ビーバー(1644-1704)は当代きってのヴァイオリンの名手として知られ,またザルツブルクの宮廷楽長を務めた作曲家.ヴァイオリンのための作品(「ロザリオのソナタ」など)が有名だが,「53声部のミサ」として知られる「ザルツブルク・ミサ曲」が近年,ビーバーの作品と目されるようになったように,多声部のための声楽曲なども書いている.この「レクィエム」も15声部のための作品である.
ビーバーの作風は「ザルツブルク・ミサ曲」のようにどこまでも明るく伸びやか,現世の憂いなど吹き飛ばしてしまうような爽やかな音楽で,これが「レクィエム」ですか,というくらい.大バッハ以降のしんねりむっつりした深刻な宗教音楽ばかり聴いていると,とまどうこと請け合いである,かな(^^;).
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