シャッター通りに図書館を誘致する
単なる思い付きですから,本気にしてはいけません(^^;).
いわゆる「旧市街」具体的には地方の大都市における駅前商店街のようなところで,郊外に展開する大規模小売店の攻勢に負けて旧来の個人商店が次々と閉店し,歯が抜けたように(それどころか閉店した店跡が延々と立ち並ぶ羽目になったところも)シャッターを下ろしてしまった通り,それを称して「シャッター通り」と言う訳ですが,僕が住んでいる街の駅前商店街もご他聞に漏れず何軒もの小売店が店仕舞いし,それどころか駅前の大規模小売店が次々と閉店する始末(>_<).
そのシャッター通りの再生に,例えば公共図書館や大学図書館の分所(分館と呼ぶにはあまりに小規模なので,取り敢えず「分所」と呼んでおく)を誘致する,というのはどんなものでしょうね.もちろん,大規模な再開発などというものは無しで,必要最小限の補強と改装で,元からあった商店街の建物を活かした形で.当然,万単位の本など置けるはずも無いですから,その冊数は自ずから限られますが,例えばシャッター「通り」と言うくらいで,何軒もの元・店舗があるのですから,そのうち数軒を改装して図書館にしてしまう.その際,例えば紀伊国屋書店新宿本店の地下街のように,専門分化した図書館を複数配置することです.もしその街に複数の大学があれば,それらの大学にも協力を請い,その大学の学部・専攻の専門分野に関する蔵書を置いた大学図書館の分所を作ってもらう.本の内容が古ければ,見せ方を工夫すればいいでしょう.
それらの図書館分所と,これまで生き残ってきた商店街の店舗,それから別途入ってくるであろう新店舗(商売に限りません.それこそ「ラーニング・コモンズ」を商店街の一角に設置するのも一案かも.それとも,大学の中になければ「ラーニング・コモンズ」ではない別物になるのでしょうか? このあたりは不勉強なのでよくわかりません)などにより,活性化とまではいかなくとも,駅前における人の流れを変えて,うらぶれた旧市街の商店街に人を呼び込むことは不可能ではないだろうと夢想してみたのですが,この話,誰か真に受けてくれる方はいらしゃいませんかねえ?
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