シューマン/交響曲第4番(初稿)
シューマン/交響曲第4番ニ短調作品120(1841年初稿)/ジョン・エリオット・ガーディナー/オルケストル・レヴォリュショネル・エ・ロマンティク(アルヒーフ:POCA-1148/1150)
1997年5月の録音.
シューマンの交響曲第4番は,交響曲第1番,「序曲・スケルツォとフィナーレ」に続いて1841年に一度は書き上げられる.軽快で爽やかな音楽だが,初演時の不評のため撤回し,10年後にオーケストレーションを手直しして(主に金管が上塗りされ)現行の第4番になる.ここでは不評だったとされる1841年初稿を聴く.
正直,何故不評だったのかわからないほど,自発的でいい音楽なのが不思議(^^;).初稿に比べると現行の第4番は不自然な厚化粧が目立って,いささか鈍重な音楽になってしまっているように聴こえる.
・・・・・・ところで,どういうわけだかシューマンの音楽は,どうしてもクルマを運転しながらは聴けないのである,僕は.自分でも奇妙なことだと思うのだけど,交響曲だけではなく,ピアノ協奏曲もチェロ協奏曲もクルマを運転しながらばかりか,ウォークマンで聴きながら歩くことも出来ない(もっとも,ピアノ曲はシューマンに限らず誰の作品でも戸外で聴くようなことはしないのでよくわからないが).何故だろう?
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