マーラー/交響曲第6番
マーラー/交響曲第6番イ短調@キリル・コンドラシン/レニングラード・フィル(BMG/メロディア:BVCX-37012/37015)
1978年の録音.
恐らくはコンドラシン(1914-1981)亡命直前の録音と思われる.第1楽章の繰り返しを省いているだけではなく,テンポが全体的に速い演奏なので,全曲を65分少々で疾風の如く駆け抜ける.最晩年に南西ドイツ放送交響楽団を振ったライヴ(NHK-FMで放送された)も似たような骨太で疾風怒濤の第6番だったので,これがコンドラシンのスタイルとみて間違いないだろう.
ときに,モスクワ・フィルの常任指揮者だったコンドラシンがここでは珍しく(?)レニングラード・フィルを振っているが,ムラヴィンスキー麾下で鍛え上げられたレニングラード・フィルはコンドラシンの棒にもよく応え,なかなかの名人芸を聴かせる.
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