J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲(バリトン・サックス版)
J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲BWV1007-1012@ヘンク・ファン・トゥイレルト(ブリリアント:93637)
2000年8月の録音.
ご存知バッハの無伴奏チェロ組曲を,バリトン・サックスのソロで演奏したもの.演奏者は名前から見てオランダ系ですかね? 心なしか,低音で幾分粘り気味になるのが,かのカザルスの名盤を連想させるのが面白い.以前聴いた,清水靖晃のテナー・サックスによる録音(ビクター)が実に都会的でソフィスティケイテッドされた演奏だったのに比べると,こちらは普段に聴かれるバッハ演奏(ただし,古楽よりはモダンによるそれ)の様式の延長線上にある演奏に聴こえる.
それにしても,鈍重であろうバリトン・サックスを,ここまで自在に操っての演奏は大変だったのではあるまいか(sigh).
« そこまで私は楽天家にはなれません | トップページ | M.A.シャルパンティエ/聖母に寄せる4つのアンティフォナ »
「今日のBGM」カテゴリの記事
- 「わかりやすさ」とは(2010.07.06)
- 玲瓏な(2010.07.04)
- アマデウスの影(2010.06.30)
- 心を音に載せるテクニック・・・・・・(2010.06.29)
- インテルメッツォ(2010.06.26)
この記事へのコメントは終了しました。
« そこまで私は楽天家にはなれません | トップページ | M.A.シャルパンティエ/聖母に寄せる4つのアンティフォナ »
コメント