デュティユー/交響曲第2番
デュティユー/交響曲第2番「ル・ドゥーブル」@ハンス・グラーフ/ボルドー・アキテーヌ国立管絃楽団(アルテ・ノヴァ:74321 80786 2)
2000年9月の録音.
シャルル・ミュンシュ/ボストン交響楽団によって1959年に初演された交響曲.バロックのコンチェルト・グロッソ(合奏協奏曲)に範を採り,管絃楽と何人かのソロ奏者によるアンサンブルとが対比される形で音楽が進行する.音楽はオネゲルを思わせる硬質で渋めの性格のもので,ミュンシュが好んで振りそうな感じ(^^;).もっとも,ミュンシュが振ったらさぞ色彩豊かな音楽に仕上がったのだろうけど,ここでのグラーフによる解釈では,オネゲルに似た硬質なところが前面に出ているようである.他の指揮者による演奏が聴きたい.
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