ドヴォルジャーク/交響曲第4番
ドヴォルジャーク/交響曲第4番ニ短調作品13/B41@リボル・ペシェク/チェコ・フィル(ヴァージン:5 61853 2)
1987年-1989年ごろの録音.
ドヴォルジャークの交響曲では,求心力の働いている最初の作品という位置付けになるかと.最初の2曲はアルヴェーンのような遠心力の働いた,散漫な作品で冗長だったものを,第3番で3楽章制をとることによってある程度「整理」ということを身に付けたドヴォルジャークが,独墺系の交響曲の王道を踏まえて書いた,初期の佳作である.
ペシェク(1933-)は地味だがいい仕事をしているチェコの指揮者.ここでも,オケのアンサンブルをきちんと整えて,過不足の無い再創造を行っている.
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