2022年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

コメント・トラックバックの取り扱いについて

  • コメント・トラックバックをお寄せいただき,ありがとうございます.blog主が確認ののち,公開されますのでしばらくの間,お待ちいただくことがありますがご了承ください.当blogに無関係な内容のコメント・トラックバックはblog主の判断で削除されるものもあります.

「貸出至上主義者」度チェックβ版

ココログ


ほし2

« シューベルト/交響曲D.944 | トップページ | ショパン/ピアノ協奏曲第1番 »

2008/07/05

シューベルト/交響曲ロ短調D.759

シューベルト/交響曲ロ短調D.759(第8番)(ブライアン・ニューボルトによる補筆完成版)@ネヴィル・マリナー/アカデミー・オヴ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ(フィリップス:470 890-2)

 1984年の録音.
 イギリスの音楽学者ブライアン・ニューボールトの補作による第3楽章の完成版と,終楽章に「ロザムンデ」第1幕の間奏曲を使用した,未完成交響曲の完成版.

 京都新聞に【「幻の第三楽章」演奏へ 京都市芸大・管弦楽団が6日初披露】という記事が掲載されていたので,おやおや(^^;)と思って取り上げてみる.京都新聞の記事には楽譜の出所が書いてあるものの,京都市立芸術大学の音楽学部イベントのページにも,使用する補作版のことまでは説明されていないので,詳しいことはわからない.もっとも,ニューボールト以外にも「未完成交響曲」を完成させようとしたプロジェクトはある(エイブラハムという学者の補作版がある.こちらも終楽章は「ロザムンデ」間奏曲).マーラーの第10番では,音大の院生が修論で補作を行ったという話もあったような記憶があるので,ひょっとすると埋もれてしまったプロジェクトの蘇演かもしれない,などと妄想をたくましくしてみる(^^;).

 悪趣味かどうかはともかく,先行する完成した2楽章に比べて,後の楽章はちょっと受け切れていないかな,というのが正直な感想.第3楽章は単独で聴く限り,哀愁を感じさせる旋律がなかなか切なくて,悲恋を描いた映画「未完成交響楽」で何度も鳴らされた,というのはわかるような気がする.ただ,あの第2楽章があまりにも質・量ともに壮大で,そのすぐあとにこの音楽ではちょっともたないな,という感じである.もっとも,シューベルトが勇気を持って書き切っててしまっていても,ブルックナーの第7番のようにアンバランスさを指摘されることはあっただろうが,音楽自体が埋もれることはなかっただろうと思うと,書き上げられなかったのがいささか残念.

« シューベルト/交響曲D.944 | トップページ | ショパン/ピアノ協奏曲第1番 »

今日のBGM」カテゴリの記事

コメント

あれは、第一楽章も第二楽章も三拍子で書いちゃって、スケルツォに至って「あっ! しまった!」と思ってやめちゃったんじゃないかと私は思っています(笑)。あと半世紀後だったら、いっそのことスケルツォ「だけ」偶数拍子、なんていう手もあっただろうけど、シューペルトは別に「既成の概念をうち壊す!」なんてことを目指していたわけぢゃないしねえ……

>>ふみおさん

ベートーヴェンは既成の概念をうち壊す一方で,当時の制約(楽器の限界など)を上手にクリアし,それを逆手に取ることさえしてのけましたけど,シューベルトは,自分ではうち壊すつもりもなかったのに既成の概念や制約を越えてしまうところまでいってしまい,却ってその制約が壁として立ちはだかってしまった,というところでしょうか.ようやっと「グレート」で自由に振舞う術を身につけたときには,もう残された年月があまりに少なかった,と.
「グレート」の冒頭がホルンなんだから,D936Aの冒頭はやっぱりファンファーレでトランペット(ギュルケ版のように)だと思うのだけど,当時のトランペットではあの音は出なかったというし.難しいなあ(sigh).

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: シューベルト/交響曲ロ短調D.759:

« シューベルト/交響曲D.944 | トップページ | ショパン/ピアノ協奏曲第1番 »

UNIQLOCK

ついった

「愚智提衡而立治之至也」のはてなブックマーク注目エントリー

「愚智提衡而立治之至也」のはてなブックマーク人気エントリー

あわせて読みたい

  • あわせて読みたい

只今積読中

ココログ図書館ネタ