ラッスス/レクィエム
オルランドゥス・ラッスス/5声のレクィエム@ロンドン・アンサンブル・プロ・カンティオーネ・アンティカ(ドイツ・ハルモニア・ムンディ:88697 281822/24)
例の50枚組中の1枚.
ラッスス(1532頃-1594)は現在のベルギーに生まれ,主にミュンヘンで活動した作曲家で,「教会音楽の父」パレストリーナ(1525頃-1594)と並び称される後期ルネサンスの巨匠.非常な多作家であり,若い頃から既に「有名な作曲家」として遇されていた.またかなり洒脱な性格の人物だったらしく,とかくの逸話に事欠かない.
レクィエムは4声のものと,この5声の作品が伝えられているそうで,この5声の曲は30分ほどの音楽.本人の洒脱な性格とは恐らく全く異なるのではないかと思われる,敬虔で祈りに満ち溢れている傑作である.
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