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2008/06/10

「殉教者」の驕り

 昨日の件に関する続きを,もう少し書いておきます.他の方々と重複するところはあると思いますが,取り敢えず自分の言葉で書いておくべきことは書いておきます.

 正直なところ,今回の一件について著作権的に特別怒っているというようなことはないのですね(僕を含む論者の「冷静さ」について関係者をミスリードさせたがっている方が若干,いらっしゃるようですが)(^^;).恐らく,僕の知らないところでこのblogがプリントアウト/コピー&ペーストされ,何がしかの用に供されているであろうことは,アクセスログを見ていると何となく想像できますから(そういえば一度,「古城探訪記」を僕が担当している某演習にて,受講生がプリントアウトして発表の典拠に使用したことがありましたっけ.あのときはさすがにビックリしましたね).

 まあ,転載についてはみなさんが問題視していることでもありますので,そのうちかの団体が自ら落とし前をつけることになるでしょう.それが如何なる形で決着するのか(しないのか),それはそれで見届けようと思いますが,むしろこの件で露わになった,イデオロギッシュな公共図書館系団体の「驕り」を僕はどうしても取り上げたいのですね.

 既にrajendraさんが指摘していますが【怒らないから、何に使ったのか言ってみなさい。 - The best is yet to be.】転載された側として,とにかく,このpdfファイルが作成された目的がわからないことに生理的な恐怖と嫌悪感を感じるんですよね.この団体が,自らの主張するところ(「東京の図書館をもっとよくする会」へは普通のリンクが張ってあるというダブルスタンダードからして,そちらの見解がその団体の主張に最も近似しているであろうことに,疑う余地はあまりないでしょう)に反論したblogの該当箇所を収集し,印刷と配布を通じて(恐らくは)学習会という名の「監視」(あわよくば「糾弾」まで?)を行う以外の理由が思いつかないからです.

 昨日の繰り返しになりますが,貸出記録の保存に反対していると思われる団体が,web言論の監視まがいのことをやっているのは明らかに矛盾する行為/行動なのですが,自分たちでそれに気が付かないのでしょうか? あまり右だ左だということは言いたくは無いのですが,正直なところ左翼系のイデオロギーに囚われた公共図書館運動の最も悪い部分が露わになったとしか,この件については評価の仕様がありません.それ故,敢えて大嫌いな「糾弾」という言葉まで持ち出して,かの団体があのファイルを作成した意図をお節介にも(^^;)考察しているのですよ.

 僕は,以前からある種の公共図書館系団体が「ファシズム」「プロパガンダ」「デマゴギー」などと親和性の高いことを指摘してきましたが,今回,それが「普通のリンク」と「pdfファイル」という,非常にわかりやすい形で表面化したことに,改めて自説の正しさを確認するとともに,この団体の行為/行動がこれまでの/これからの公共図書館運動に与える悪影響について,かの団体はその責を問われなければならないと考えます.このあたり,既にmin2-flyさんのところで岡本さんがコメントしている通りです.

 基本的に,公共図書館の運営方針は公共図書館の数だけあっても構わないと僕は考えてます.ただ,ひとつだけの主義主張(例えば『市民の図書館』)のみを以って正典として,あとの主張は「敵」として切り捨て潰しにかかる,その手段の陰険さと姑息さと,殉教者気取りの不寛容が許せないのですね.それ故,今回の団体の如き『市民の図書館』を正典視することによって自らの行為/行動を正当化している方々については,これからも機会のあるごとに批判します(^^;).例え僕の「言葉」が先方に届くことが絶望的であったとしても.あしからず.

6月10日追記:ご指摘によりエントリーの題名変更しました.ご迷惑をおかけしますm(__)m

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