ミヨー/世界の創造
ミヨー/バレエ音楽「世界の創造」作品81@サイモン・ラトル/ロンドン・シンフォニエッタ(EMI:3 88680 2)
1986年12月と1987年1月の録音.
好きなのに何故か縁の無い(LPもCDも持ってない)作品というのが幾つかあって,この「世界の創造」はその最右翼だった曲(^^;).多作家だったダリウス・ミヨー(1892-1974)初期の作品で,USA公演時に聴いたジャズのイディオムを取り入れた,軽快でお気楽な性格の作品である.さっぱり訳のわからない(^^;)12曲の交響曲よりは,余程親しみやすくミヨーの代表的な管絃楽作品としての扱いを受けているようだが,さてミヨーはそのような扱いに満足しているかどうか.
それはともかく,初めて聴いてから20年余来この曲になかなか出会えず,ようやく店頭で見つけたら,若き日のラトル(1955-)による録音だったという.ジャズの雰囲気をよく再現した,なかなか軽妙な演奏で,なるほどラトルは打楽器出身の指揮者だったっけ,と思わせる.
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