ベートーヴェン/交響曲第6番
ベートーヴェン/交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」@オットー・クレンペラー/ヴィーン交響楽団(ヴォックスボックス:CD6X-3605)
1951年3月19日-23日の録音.
いや,もう恐ろしくドライなベートーヴェン(^^;).ヴェーベルンかヒンデミットを演奏するのが相応しい解釈で,音楽は実にそっけなく進行する.フィルハーモニアとの録音しか知らない聴き手が聴いたら,驚かれるかもしれない.ウェットさとか,感情移入とかクスリにもしたくない,非情なベートーヴェンである.不思議とエネルギッシュな感じはするのだが,それはただただ音楽を前へ前へと駆り立てているだけという,何とも言えない感じを受ける.ある意味凄いことは凄いが,しかし(^^;).
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