2022年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

コメント・トラックバックの取り扱いについて

  • コメント・トラックバックをお寄せいただき,ありがとうございます.blog主が確認ののち,公開されますのでしばらくの間,お待ちいただくことがありますがご了承ください.当blogに無関係な内容のコメント・トラックバックはblog主の判断で削除されるものもあります.

「貸出至上主義者」度チェックβ版

ココログ


ほし2

« ブルックナー/ミサ曲へ短調 | トップページ | ブラームス/ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 »

2008/03/11

チャイコフスキー/交響曲第5番

チャイコフスキー/交響曲第5番ホ短調作品64@ジョージ・セル/クリーヴランド管絃楽団(ソニークラシカル:SRCR9867)

 1959年10月23日・24日の録音(恐らく原盤はCBSじゃなくてエピック).

 先日,友人と3人で食事していたら何故かチャイコフスキーのコーダがくどい,という話になる(^^;).これで終わりだよ,終わりだよと延々念を押すのだよね,と僕が言ったらAさん(元はアマチュア絃楽器奏者)が「だから,終わってないのに拍手しちゃう観客も出ちゃうのよね(^^;)」.クラシックは不案内,というBさんのために,僕がその話を受けて,このチャイコフスキーの第5番の終楽章,コーダ直前の大フェルマータの話をする,といった按配.「実際に,スラットキンが振ったN響の演奏会の録画中継見ていたら,ホントにそこで拍手した客がいたのにはびっくりしたよ.だって,都市伝説だと半ば思っていたからね」

 しかし,この終楽章は余程の難物だと見えて,メンゲルベルクやロジンスキやパウル・ファン・ケンペンはバッサリと中間部分をカットしてしまうし,ストコフスキーは細かくカットした挙句に大フェルマータをカットしてコーダをつなげてしまうし.セルはカットこそしないものの,終楽章のコーダの頂点でシンバルを打ち鳴らす.1番や4番の終楽章,6番の第3楽章で盛大にシンバルを鳴らしまくるチャイコフスキーが,どういうわけだかこの曲では1回もシンバルを鳴らさない.ケンペンは終楽章のコーダで2度シンバルを挿入したが,セルは1回だけ.

 ところで,セルとチャイコフスキーの相性はまんざらでもないとみえて,この第5番でも,デッカに残した第4番でも,それなりに聴かせる演奏に仕上がっている.第6番「悲愴」が見当たらないのが不思議なくらい.同世代のカール・ベームが残したチャイコフスキーが,ベームのファンからさえ「あれは残して欲しくなかった」と嘆かれることさえあるのに比べれば,かなりのモノであるといってもよさそう.

« ブルックナー/ミサ曲へ短調 | トップページ | ブラームス/ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 »

今日のBGM」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: チャイコフスキー/交響曲第5番:

« ブルックナー/ミサ曲へ短調 | トップページ | ブラームス/ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 »

UNIQLOCK

ついった

「愚智提衡而立治之至也」のはてなブックマーク注目エントリー

「愚智提衡而立治之至也」のはてなブックマーク人気エントリー

あわせて読みたい

  • あわせて読みたい

只今積読中

ココログ図書館ネタ