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2008/03/02

フォーレ/ピアノ四重奏曲第1番

フォーレ/ピアノ四重奏曲第1番ハ短調作品15@エミール・ギレリス,レオニード・コーガン,ルドルフ・バルシャイ&ムスティラフ・ロストロポーヴィチ(DG:00289 477 7476

 1958年,モスクワでのモノラル録音.
 DGにこんな録音があったんだっけ,と一瞬ビックリしたのだが,付属のリーフレットには丁寧に初出LPが記録してあり,元はウェストミンスター原盤とわかる.それにしても随分な先物買いで,ギレリス(1916-1985),コーガン(1924-1982),バルシャイ(1924-),ロストロポーヴィチ(1927-2007)と,録音時最年長のギレリスでも40代前半である.ところが,同じCDに収録されているヨーゼフ・ハイドンのピアノ三重奏曲ト短調(Hob.XV:19)とベートーヴェンの三重奏曲変ホ長調(WoO38)は1950年(!)の録音という凄まじいまでの先物買い(と言うより青田買いだ).

 しかし,このメンバーでベートーヴェンやハイドン,シューマンはともかくもフォーレ(1845-1924)を録音させるとは,当時のウェストミンスターのプロデューサーも随分な冒険をしたものである(^^;).演奏は,もちろんメンバーから想像できる通りの骨太で重厚なもの.アンサンブルには問題のあろうはずが無いが,デジタル・リマスターのためか潰れ気味の音が重厚さに拍車をかける有様.かろうじてギレリスの音の輝かしさが,フォーレのエスプリらしきものを伝えているような気がしないでも無いが,それにしてもウェストミンスターって「音の良さ」が売り物のレーベルだったはずだから,LPがこんな音で鳴っていたとは信じ難い.LPからのダビングを敢行してくれるマイナーレーベルに期待したほうがいいかもしれない.
 個人的には,過度に「フランス」を強調していない分(というか,多分にロシア風味にされている分,と言うべきか),聴きやすいフォーレではありましたけどね(^^;).

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コメント

これは怖い(笑)。もしかして録音場所はあの低音が効き過ぎるモスクワ音楽院ホールだったりしないでしょうか。

>>ふみおさん

それがCDには,「Moscow 1958」しか記載が無いのですよ.ギレリスかコーガンかロストロポーヴィチのファンサイトを当たれば,何かわかるのかもしれませんが,確かウェストミンスターのLPは録音年とかきちんと書いてあるほうじゃないもので(手元にあるシェルヘンの「巨人」のオリジナル・ジャケット再発盤LPみたら,録音年など何も書いてなかった),さて録音場所までわかる記録が残っていますかねえ?

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