ブラームス/ヴァイオリンとチェロのための協奏曲
ブラームス/ヴァイオリンとチェロのための協奏曲イ短調作品102@マルク・カプラン,ダーフィト・ゲリンガス&ミヒャエル・ギーレン/南西ドイツ放送交響楽団(インターコード:INT 860.903)
1989年4月の録音.
20代の頃に聴いた際はつまらなかった作品/演奏が,40過ぎにふと聴いてみたら意外に面白かった,という経験をしたところ(^^;).最初はこのCDに併緑されているブラームスの交響曲第4番を今日は取り上げるつもりで,たまたま前半の二重協奏曲から聴き始めて.昔々聴いたときは「つまんねー曲だな」と感じていたのに,久し振り(この曲は10年ほど,まともに聴いてない)に聴いたら「あれれ?」と思ったのでした.
いま聴くと,案外面白いではないですか,この作品.ブラームスは5番目の交響曲を書くつもりでこの曲を作曲しはじめたものの,自らの衰えを自覚して現行の二重協奏曲にプランを変更したと言うのですが,ギーレンの棒で聴いてみると,全然枯れてないじゃないですか(^^;).確かに萌黄のような若々しさは感じられませんが,風格豊かに成熟した「大人(たいじん)の音楽」ですよね,これは.
自分が歳をとっただけなのかもしれないけど,音楽を聴く楽しみが広がるのはいいことですね(^^;).
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