チャイコフスキー/交響曲第6番
チャイコフスキー/交響曲第6番ロ短調作品74「悲愴」@セルジュ・チェリビダッケ/ミュンヘン・フィル(EMI:5 56523 2)
1992年11月14日と16日のライヴを編集したもの.
チェリビダッケのブルックナーは,シュトゥットガルトからミュンヘンに移ってテンポが格段に遅くなったものだが,ロシア音楽についてはシュトゥットガルト時代からテンポが遅いことが知られていた.NHK-FMでシュトゥットガルトでのチャイコフスキーの5番と,リムスキー・コルサコフの「シェヘラザード」が放送されたとき,既に両曲ともに50分を超える演奏で,その日の番組が(当時は午後8時から10時までの2時間番組)この2曲で終わってしまったことは,もう何度か書いたような気がする(^^;).
この「悲愴」もその例に漏れず,前後の拍手を除いても60分近い時間をかけて,峻厳に演奏している.多分にロシア風というよりはゲルマン風な解釈なのだろうが,絃の美しさもさることながら,金管の嚠喨たる音色が印象的な演奏である.
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