ブラームス/交響曲第4番
ブラームス/交響曲第4番ホ短調作品98@エルネスト・アンセルメ/スイス・ロマンド管絃楽団(デッカ:UCCD-3046)
1963年3月の録音.
一体アンセルメ(1883-1969)の独墺系音楽の演奏は,仏露系のそれほどの評価はついぞ得ず仕舞いだったようだが,ここに聴くブラームスの録音はなかなかどうして,侮り難いモノである.元来が数学者で,指揮者になるについて相談した相手がアルトゥール・ニキシュとフェリックス・ヴァインガルトナーであったことを考えると,精密機械のようなブラームスの音楽は,アンセルメの肌に合う独墺系の音楽であったような気がする.タメが無い(歌い込みが浅い)のが難ではあるものの,ベートーヴェンの録音(の一部)に聴かれるような違和感は,このブラームスには感じられない.
・・・・・・今日は仕事のせいか右手首が痛いので,この辺で.
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