芥川也寸志/エローラ交響曲
芥川也寸志/エローラ交響曲@湯浅卓雄/ニュージーランド交響楽団(ナクソス:8.555975J)
2002年1月29日から31日の録音.
CDの解説書(片山杜秀執筆)に拠れば.何やら,非常に小難しいことを前提に聴かなければならないらしい,15の断片からなる,20分もかからない交響曲である.確かに小難しい顔をした作品だが,ストラヴィンスキーやプロコフィエフを聴いた耳なら,それほど音楽自体を楽しむには困らないだろう,と個人的には思うところ.芥川の音楽は,まるで体操競技の床運動のような,音とリズムの運動と饗宴に,どの作品でも聴かれる芥川の専売特許のような不思議な音色(これは,どのような理屈で作られているのか楽典に疎い僕にはよくわからない)を楽しむもので,小難しい理屈抜きでも充分に楽しめる(はず).
図書館情報学的なモノ書きは,先月から今月にかけて少々放電し続けたので,ここらで充電期間に入ります.何か刺激されたら,放電があるかもしれないけど基本的に3月一杯充電しようと考えてますが,さて上手くいくでしょうか(^^;).
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