ショスタコーヴィチ/交響曲第5番
ショスタコーヴィチ/交響曲第5番ニ短調作品47@エフゲニ・ムラヴィンスキー/レニングラード・フィル(アルトゥス:ALT-002)
1973年5月26日,東京文化会館でのNHKによるライヴ録音.
リーフレットの裏表紙にある写真を見ると,明らかにチェロが12本いる(^^;).恐らく16-16-12-12-8という絃の編成ではないかと思われるが,恐らく現場で聴いたひとは,分厚いにもかかわらず清冽なオケの音色と,その緊密なアンサンブルに度肝を抜かれたであろう.当時の衝撃を偲ぶに足りる,いい録音が残っていたものである.ムラヴィンスキーの解釈が,ショスタコーヴィチの唯一無二の解釈だとは思わないが(と言うよりも,これは孤高の天才による,真似の仕様が無い演奏であろう),これだけのモノを聴かされてしまうと,やはりムラヴィンスキーを生で聴けたひとは幸せだったに違いない,と思わざるを得ない.カラヤンとは別の意味で,ムラヴィンスキーもまた1回限りの傑出した指揮者だったようだ.
« SBMパスファインダー改め,ただの「タグクラウド」パスファインダーになるかも? | トップページ | どうなる? SBMパスファインダー »
「今日のBGM」カテゴリの記事
- 「わかりやすさ」とは(2010.07.06)
- 玲瓏な(2010.07.04)
- アマデウスの影(2010.06.30)
- 心を音に載せるテクニック・・・・・・(2010.06.29)
- インテルメッツォ(2010.06.26)
この記事へのコメントは終了しました。
« SBMパスファインダー改め,ただの「タグクラウド」パスファインダーになるかも? | トップページ | どうなる? SBMパスファインダー »
コメント