プロコフィエフ/絃楽四重奏曲第1番
プロコフィエフ/絃楽四重奏曲第1番ロ短調作品50@ロシア絃楽四重奏団(アルテ・ノヴァ:74321 65427 2)
1996年5月と6月の録音.
プロコフィエフ(1891-1953)は交響曲などの管絃楽作品とソナタなどのピアノ曲はよく聴かれるけど,いわゆる室内楽ジャンルの作品は,ショスタコーヴィチの絃楽四重奏ほどは聴かれていないように思う.しかし,この絃楽四重奏曲第1番は埋もれてしまうには少々惜しい作品.ソ連への帰還前,1930年に作曲された3楽章からなる23分ほどの作品で,如何にもプロコフィエフらしい皮肉と「ずらし」に満ちた佳作である.恐らく,ショスタコーヴィチはこの作品の存在を知っていて,自らの絃楽四重奏曲の作曲に活かしたんじゃないか,と想像したくなるくらい,何処か面影が似ているところが面白い(^^;).
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