ラフマニノフ/「鐘」
ラフマニノフ/合唱交響曲「鐘」作品35@ドミトリー・キタエンコ/デンマーク国立放送交響楽団(シャンドス:CHAN8966)
1991年1月18日-19日の録音.
これを買ったとき,ラフマニノフで「鐘」というタイトルが付いているので,てっきりロシア正教の教会の鐘がごーんごーんと打ち鳴らされる様を合唱使って描いているのかと思ったら大間違い(^^;).エドガー・アラン・ポー(1809-1849)の「鐘」という詩を,コンスタンチン・バリモント(1867-1942)がロシア語に翻訳したテキストを用いて,約40分,4楽章からなるソプラノ,テノール,バリトンの独唱,合唱と3管編成の管絃楽のための,落日の絢爛たる夕映えを思わせる音楽をラフマニノフは書いたのだった.
ちなみに,ポーの原詩はこれかな? ポーは4つの鐘(銀,金,銅,鉄)の音色をそれぞれ人生の情景に例えてうたっているそうで,如何にも厭世的な感性の持ち主だったらしいラフマニノフに相応しいものであるらしい(僕の英語力では,原詩から深いところまで読み込むのは無理.あとで何処かから日本語訳を仕入れてこないと).
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