ブラームス/クラリネット三重奏曲
ブラームス/クラリネット三重奏曲イ短調作品114@ミシェル・ポルタル,ミハイル・ルディ&ボリス・ペルガメンシコフ(EMI:7 54466 2)
1991年10月または12月の録音.
ミシェル・ポルタル(1937-)はフランス生まれの,クラシックからフリージャズまでこなす異能のクラリネット奏者.ここではロシア生まれのピアニストとチェリストを従えての,ブラームスである.
実はこの録音,初めて聴いたときから何度聴き直しても非常につまらない演奏にしか聴こえず,どうしたもんだろうと思っていたら,数年前にあるひとから「曲がつまらないんだよ」と言われて,目からウロコ(^^;).言われてみればこの作品,幾らブラームスとは言え,あまりに晦渋で余計な感情の入る余地が余りにも抑制された音楽なので,他者を受け入れる間口が非常に狭いと思う.この曲がわかるようになるまで,いったいあとどれだけの試練を人生で乗り越えなければならないのだろう,というところか.
当方,まだまだこの境地には達してないし,恐らくこれからも達することは無いだろうな.
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