ショスタコーヴィチ/交響曲第4番
ショスタコーヴィチ/交響曲第4番ハ短調作品43@ヴラディーミル・アシュケナージ/ロイヤル・フィル(ロンドン:F00L-20448)
1989年1月の録音.
ようやくアシュケナージが指揮者らしい演奏をするようになった頃の録音である.最近のカリンニコフの録音などではようやく克服されたようだが,このひとが指揮をするときの欠点である,旋律をつないでいく息の短さが未だ随所に聴かれて,少々居心地の悪い演奏になっている.ここでは,それを表現主義的な,キツめのアクセントでメリハリを付けることによって克服しようとしているようだが,あまり上手くいってない.
ちなみにカリンニコフを聴くまで,僕にとっての指揮者アシュケナージ最高の演奏は,ショスタコーヴィチの「祝典序曲」だった(^^;).
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