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2008/01/30

ショパン/幻想曲

ショパン/幻想曲ヘ短調作品49@小山実稚恵(ソニークラシカル:SRCR2458)

 1999年6月14日-17日の録音.
 最初にこの曲を聴いたとき(確かルービンシュタインのステレオ録音だった)は,最初の旋律が「雪の降るまちを」(中田喜直作曲)そっくりで仰天したんだけど,中田喜直当人が何処かに,「雪の降るまちを」とショパンのこの曲のつながりを回想的に文章化しているらしい.あいにく,出典が見つからないので真偽の程はよくわからないのだが,中田喜直はこの曲のモチーフを借用して「雪の降る町を」を書いたことは確かなようではある.
 この作品は,ショパンが自ら「幻想曲」と銘打った唯一の作品で,ソナタ形式を根っ子に据えながらも,目まぐるしいテンポの変化を多用する,不安定な雰囲気の音楽である.最後は静かに終わるかと思いきや,ポーン,ポーンと「はい,おしまい」という感じをわざわざ醸し出して終わる.

 小山の演奏は安定した好演だが,安定しているが故に,もう少し突き抜けた何か-例えば「狂気」-が欲しくなる.

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