カリンニコフ/交響曲第1番
カリンニコフ/交響曲第1番ト短調@ネーメ・ヤルヴィ/スコティッシュ・ナショナル管絃楽団(シャンドス:CHAN8611)
1987年4月の録音.
間違いなく,ヴァシーリ-・カリンニコフ(1866-1901)再評価のきっかけになった録音.何処か感傷的な「懐かしさ」を感じさせるこの作品をスヴェトラーノフやアシュケナージが振ると,妙に粗暴で豪快な演奏に仕上がるのだが(それはそれで,ロシア人がカリンニコフをどう受け止めているかを考える興味ぶかい材料ではある),ヤルヴィはいたづらに豪快さを求めることなくリリックにこの音楽を振っているのが,この録音が成功している一因だろう.まず「好演」と言える.
・・・・・・ところで,誰ですか僕が最近,何処かの論争に首を突っ込んでいるという誤った情報をリアル世間で振り撒いている方は? 最近の図書館系blogでの論争と言えば「図書館無料/有料論争」か「図書館不要論争」あたりでしょうが,僕はどちらにも首を突っ込んではいませんよ(どちらにせよ,論陣を自blogでは張っていないという意味).『図書館戦争』をめぐる言論弾圧一件は,今のところ「論争化」しているとは言い難いですし.
やってもいないことまで「お前さんが絡んでいるんだって」とこのblogを知らないリアル世間のひとから言われるのは,身から出た錆とは言え,願い下げです.
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