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2007/12/27

九仞の功を一簣に虧く

 ようやく時間ができたので,溜まっていた雑誌を一気に読んでいるところですが,「ず・ぼん」13号(2007年11月)に掲載された『図書館戦争』の作家と編集部諸氏との「スペシャルインタビュー」と称する対談は,酷いシロモノでしたね.【ぶらぶらライブラリアン - ストーカー!されていた『図書館戦争』批判の顛末】が触れている,『図書館戦争』批判【ぶらぶらライブラリアン - 図書館戦争】から始まった一件ですが,左翼系と称する「ず・ぼん」の編集部諸氏は,『図書館戦争』の作家と出版社が企てた言論弾圧には,全く気がつかなかったかの如く対談を行い,「ず・ぼん」に堂々と顛末を掲載しているのだから,誠に以って無邪気と言うか,罪が無いと言うか,それでよくも「左翼系」が名乗れるものだと,心の底から呆れ返りましたよ.ある編集子に至っては「あんなものは放っておけばええんやけど」と嘯く始末.ああ,なるほどオルテガ・イ・ガセットが『大衆の反逆』で指摘した“「専門主義」の野蛮性”とはこのことであったかと,あなた方が僕に納得させてどうするんですか?

 この「スペシャルインタビュー」のゲラ読んだときに,ポット出版の沢辺氏をはじめとして,誰も公共図書館業界が言論弾圧に加担する結果になることに気がつかなかったのかどうか.もし本当に誰も気がついていなかったのだとしたら,これは図書館業界人としても,出版人としても,『図書館戦争』の人気に目が眩んだか,作家と出版社に媚を売ったのか,それともそもそも左翼系図書館業界人という方々がスターリン時代のソヴェト共産党員程度の人間の集まりなのか(日図協への協力を拒絶したという作家が全国大会に出かけていった図問研も含めて),真相はよくわかりませんが,とにかく「スペシャルインタビュー」関係者の「言論の自由」に対する知性と教養を疑わせるには充分な記事であり,出来事であったとは言えるでしょう.

 「ず・ぼん」13号の他の記事がすこぶる充実した良い内容であっただけに,この「スペシャルインタビュー」が故に,13号そのものの出来が九仞の功を一簣に虧く結果になったことが残念です.


 ちなみに,僕は『図書館戦争』5ページも読めずに放り出したことを書いておきましょうか.「たかがラノベ」とは思ってませんが,20年以上前の高校時代にカフカもカミュもトーマス・マンもパスカルも読んでいた人間には不向きな小説だったのでしょう.周囲にも批判的に評価している同業者が何人もいましたしね.

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