ブラームス/交響曲第2番
ブラームス/交響曲第2番ニ長調作品73@フェレンツ・フリッチャイ/ヴィーン・フィル(DG:445 407-2)
1961年8月27日,ザルツブルク祝祭大劇場でのライヴ録音.何でも,この演奏会はザルツブルク音楽祭でこの年フリッチャイ(1914-1963)が指揮したW.A.モーツァルトの歌劇「イドメネオ」が大当たりを取ったために,急遽追加された演奏会だったとか.同日にはコダーイの「ガランタ舞曲」,ベートーヴェンの三重協奏曲(ソリストがヴォルフガング・シュナイダーハン,ピエール・フルニエ,ゲザ・アンダだったという!)が演奏されている由(【フリッチャイ演奏会記録(放送録音含む)】を参考にしました).
この演奏,もう第1楽章からノリノリで,フリッチャイがメロディを唸っている声がはっきり聴こえる(^^;).録音がDGというよりはデッカのそれに近いようで(昔は会社によって録音の雰囲気が随分違ったものだった),モノラルの割には生々しいオン気味の音なのが,少々聴きづらくて緩徐楽章で興を殺ぐところがあるものの,両端楽章ではさほど気にならず,早すぎた最晩年の豪放な指揮振りを偲ばせる録音である.
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