ストラヴィンスキー/春の祭典
ストラヴィンスキー/バレエ音楽「春の祭典」@イゴール・マルケヴィチ/フィルハーモニア管絃楽団(テスタメント:SBT1076)
ご存知,1951年11月の録音と1959年1月・2月のEMI録音を1枚に収めたマニア向け(^^;)CD.
マルケヴィチは,世界で最初に「春の祭典」の合理的な指揮法を発明(発見?)した指揮者で,「Monsieur Sacre du Printemps(「春の祭典」氏)」の異名をとるほどこの曲を得意にしていた.日本でも,最初に来日したとき(1960年)には日本フィル(分裂前)で「春の祭典」を振ったことが文化面のニュースになったほど.しかし,どこに客演しても「春の祭典」ばかり振らされることに当人はウンザリしていたらしい(^^;).
【訃報:モーリス・ベジャールさん80歳=振付家 - 毎日jp(毎日新聞)】その「春の祭典」の振付で一躍世界的にその名を売ったのが,昨晩死去を伝えられたモーリス・ベジャール.ベジャールの振付けた「春の祭典」は,確かコリン・デイヴィスの録音した「春の祭典」のLP盤ジャケットを飾っていたと記憶する.ベジャールと言われると,僕は20世紀バレエ団→ジョルジュ・ドン→ボレロ,とすぐ連想してしまうので,今回はそこから離れて,鹿の交尾にヒントを得,バーバリスティックな原始の力を表現したという「春の祭典」を聴くことを以って追悼に替える.
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