フランソワ・クープラン/王宮のコンセール
フランソワ・クープラン/王宮のコンセール@ヤープ・テル・リンデンほか(ハルモニア・ムンディ・フランス:HMA1901151)
1984年の録音.力みの無い,軽妙でシャレた雰囲気の好演である.年がら年中,独墺系後期ロマン派をガンガン聴いている僕でも,たまにはフランス・バロックの音楽を聴くこともあるよん,ということで(^^;).
大クープラン(1668-1733)がフランス宮廷に関係していた頃(1717年からは宮廷作曲家・オルガニストを勤めている)は,宮廷で毎週日曜日ごとに国王のための演奏会が催されており,そこで演奏するために作曲したという合奏のための組曲である.この録音ではフラウト・トラヴェルソ2本,クラヴザン,バス・ド・ヴィオールという編成で演奏されている.
ちなみに大クープラン当時のフランス国王は他でもない「太陽王」ルイ14世(在位1643-1715)と,その後を継いだルイ15世(在位1715-1774).その当時のフランス宮廷は,このような華麗で洒脱な音楽を毎週,生で聴いていたのだな(^^;).
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