ブラームス/交響曲第4番
ブラームス/交響曲第4番ホ短調作品98@カルロス・クライバー/ヴィーン・フィル(DG:457 706-2)
1980年3月の録音.
確か第2番は映像付きの正規録音があったと記憶しているし,第4番にはこの録音よりも後の,NHK-BSでも放送された映像付き録音があるのだけど,とにかくこの第4番はLPでの初出当時,大絶賛されたもの.初出時はとうとう手が出なくて,数年前にようやくCDで入手したわけだけど,確かにこれはすこぶるつきで充実した,いい演奏である.
でも,何処か「これはブラームスとはちょっと違うんじゃ」という感じが,かすかにするのですよ,僕には.何が違うのか,なかなか上手く表現できないのですが,カルロス・クライバー独特のねっとりした音楽作りが,ブラームスのオーケストレーションと若干の齟齬をきたしているんじゃないかなあ,と言ったら恐らく通じるでしょうか?
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