公共図書館経営のアヴァンギャルド
北海道新聞【本を待つ人がいる 破たん後の夕張 巡回図書担う2人】
これは,1970年代以降ニューヨークで活動が見られた「アヴァン・ガーデニング(Avant-Gardening)」の発想と実践に極めて近い考え方ではありませんか?
「破たんした市に代わって市民自身が活動し自立することも必要」と岡沼さん。
・・・・・・使えない公共図書館,どうせなら「わかっている」市民がこの際,正面から乗っ取ってしまったら如何ですか(^^;)? 「貸出し」しか考えていない公共図書館員,役所か労働組合しか見ていないようなヒラメで労働貴族な公共図書館員なんか追い出してしまえ.指定管理者委託どころか,公共図書館に精通した市民が図書館の建物を占拠して,仕事を奪ってしまえ,とね.先日,公共図書館はホームレスの寝袋じゃなくて知恵袋だ,と僕は書いたけど,ちゃんとした公共図書館の仕事ができるホームレスがいるなら,この際,自ら乗り込んで寝袋兼知恵袋にしてしまったら如何? 市民が自立して自らの公共図書館を創り直してしまおう!
ボランティア? 違うよ,「手伝い」じゃない.公共図書館に意識的な,自立した市民が勝手に公共図書館を占拠して職員を追い出し,市民が勝手に主体的に公共図書館を運営するのよ.公共図書館で公務員が定められた仕事をしないことが,とある事件の遠因だ,と指摘したら「闇討ち」を僕に薦めた公務員よりも,よほど真っ当な公共図書館経営が意識的な,自立した市民には可能なんじゃないですか?
要するに市民によるアヴァンギャルドな「無血クーデター」ですよ.公共図書館に「公共」を取り戻すためのね.
役所に打ち捨てられてしまった公共図書館を本気で再生したいなら,公務員は市民による不法(?)占拠を徒手空拳で見送り,自ら退去するくらいの「痛み」を味わってみたらどうですか.地域住民が立派な公共図書館を「再建」するところを歯噛みしながら見守っているくらいで,実はちょうどいいのではないのですか.自分たちが,如何に「権力」に守られているか,そういう立場になれば嫌でもわかるだろうから.
あー書いてスッキリした(^^;).お休みなさい.
なお「アヴァン・ガーデニング」に興味がある方は,この本↓を読んでね.
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