ブルックナー/交響曲第7番
ブルックナー/交響曲第7番ホ長調@カール・シューリヒト/ベルリン・フィル(フィリップス/新星堂:SGR-6006/6007)
1938年の録音.元レーベルはドイツ・ポリドールだったもの.
シューリヒトのブルックナー/第7番と言うのは,ヴィーン・フィルが初めてUSA公演をしたとき(最初はフルトヴェングラーの予定が死去したためにエーリヒ・クライバーに変更したらクライバーも急死してしまい,シューリヒトにお鉢が廻ってきたという)の演目で,大成功を収めたものである.何でも,とある演奏会場で何時も音楽を聴きながら編み物をしていた老婦人が,シューリヒト/ヴィーン・フィルの第7番を聴いたとき,ついにその手を休めて演奏に聴き入り,終了後はスタンディング・オベイションを贈ったという逸話があるほどの成功だったらしい.
残念ながら,この録音は第二次大戦前のモノラルSP録音で,その名演ぶりを思い起こさせるにはいささか不足気味だが,ハーグ・フィルとの録音(コンサートホール)に比べれば,さすがにオケは重厚で上手い.その重厚で上手いオケをシューリヒトが飄々と振っているように聴こえるのは,僕の気のせいかな?
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