ショスタコーヴィチ/交響曲第13番
ショスタコーヴィチ/交響曲第13番変ロ短調作品113「バビー・ヤール」@アンドレ・プレヴィン/ロンドン交響楽団(EMI:5 73368 2)
1979年7月の録音.
家にあるはずのコンドラシン/バイエルン放送響(フィリップス)が見つからないので,こちらを聴く.エフトゥシェンコの詩をテキストにした,バス独唱と男声合唱を用いた5楽章からなる交響曲.ユダヤ人虐殺をテーマにした歌詞が1962年の初演後に問題になり,時のフルシチョフ首相の指示でテキストが一部差し替えられた.それでも,冷戦終結前の,いわゆる西側の演奏では原テキストの通りに歌われていたようである.
プレヴィンの演奏は,他のショスタコーヴィチ作品でもそうだったように,オケをフルに鳴らしてその悲劇性を際立たせている.もちろん,ここでは曲が曲であるので,鳴らし方もそれなりなのだが,実に音楽の核心を突いた好演である.冷戦崩壊前の西側では最良のショスタコーヴィチだったのではあるまいか.
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