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2007/10/14

ベートーヴェン/交響曲第9番

ベートーヴェン/交響曲第9番ニ短調作品125@フランツ・ヴェルザー=メスト/クリーヴランド管絃楽団(DG:00289 477 7132

 2007年1月の録音.
 2002年からクリーヴランドのシェフを務める,ヴェルザー=メストのDG移籍第一弾.今日は内輪の同窓会でランチを囲んだのだけど,昼前に駅まで後輩を迎えに行った際,待ち時間にレコード屋をのぞいてみたら,たまたまこれがあった(^^;).で,即購入.帰宅後,早速聴いてみたけど,カラヤンからゴージャスさを削ぎ落としたような,なかなか颯爽とした,モダーンでスタイリッシュな好演ですよ,これ.実はそれほど期待していなかった(ファンの方ごめんなさい)けど,何時ぞやかのラトル(EMI)の,頭でっかちなだけで箸にも棒にもかからない駄演より余程マシな演奏かと.
 何より,自然なテンポ感がいい.終楽章でちょっと走ってるかな,という箇所はあるけど,まずは無駄に演出をしない,自分の信じる渾身のストレートをど真ん中に投げ込んでいるような,けれんみの無い清々しさが小気味よい.いわゆる爆演系な指揮者ではないので,あっと驚くような,ど派手な仕掛けが欲しい聴き手には不向きだけど,新古典主義的な演奏をお好みの方なら肌が合いそう.
 ただ,ライヴだから致し方ないのかもしれないけど,セヴェランス・ホールの残響に乏しい,デッドな響きは何とかして欲しい(^^;).セルの頃から,クリーヴランドは別の場所をスタジオ録音では使っていたはずで,今後は如何にDGの録音スタッフが優秀でもセヴェランス・ホールで録音するのはご勘弁を.

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コメント

このひとの演奏はさー、言ってみれば、昔の少女漫画の王道系王子様が真正面から「愛してるよ!」と言ってるような演奏なんですよね(笑)。

>>ふみおさん

お返事遅くなりました.このところ,滅多やたらと忙しくて,実は来週一杯まで仕事が詰まっているんですよ.珍しく(^^;).
それはさておき.

なるほどねえ(^^;).この録音はちょっと肩に力が入っている気味が無きにしも非ずなので,この力みがとれたら楽しみです.EMIではメッツマッハーとかぶっていた現代物とか,DGでやりませんかね?

てゆーかラトルやティーレマンとかぶってたリヒャルト・シュトラウスやマーラーをDGでやってほしいことです。マジで。

>>ふみおさん

ああ,そうか.
でもヴェルザー=メストの向きはシューベルト-ブルックナー-マーラー-リヒャルト・シュトラウス-シェーンベルクの流れじゃなくて,シューマン-ブラームス-レーガー-ヒンデミット-ハルトマンの流れじゃないかしら,と思ったもので.どっちかと言うと,渋めの響きの近代作品が向いているような気が,今回の「第9」聴いて,改めて感じたのですが,ダメですかね.ショスタコーヴィチよりプロコフィエフ,とか.

クリーヴランドの響きに騙されているか,ワタシ(^^;).

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