ストラヴィンスキー/3楽章の交響曲
ストラヴィンスキー/3楽章の交響曲@オットー・クレンペラー/フィルハーモニア管絃楽団(EMI:5 67337 2)
1962年3月と5月の録音.
さすがに最近は,クレンペラー(1885-1973)が同時代音楽の果敢な演奏者であったことが疑われるようなこともあるまいが,それにしてもストラヴィンスキー(1882-1971)の「3楽章の交響曲」は1945年の作品である.ストラヴィンスキーの新古典主義時代後半の作品で,かなり諧謔風味の音楽なのだが,それをクレンペラーがまた随分と格調高く演奏しているのが何とも可笑しい(^^;).
クレンペラーがストラヴィンスキーと一緒に写った写真もあるし,「春の祭典」は演奏したのかどうか僕は知らないが,「ペトルーシュカ」は1947年改訂版による1967年3月の録音(数年前にテスタメントが世に送り出すまで発売されていなかった)があるくらいで,ストラヴィンスキーのことはある程度評価していたのだろう.
« 「公共図書館=無料貸本屋」説雑感 | トップページ | ヴィヴァルディ/四季 »
「今日のBGM」カテゴリの記事
- 「わかりやすさ」とは(2010.07.06)
- 玲瓏な(2010.07.04)
- アマデウスの影(2010.06.30)
- 心を音に載せるテクニック・・・・・・(2010.06.29)
- インテルメッツォ(2010.06.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント