少年調書の引用本、公立図書館で閲覧中止の動き
【愚智提衡而立治之至也: 「僕はパパを殺すことに決めた」】で懸念した通りの事態が起きているようです.
読売新聞【少年調書の引用本、公立図書館で閲覧中止の動き】
どの程度まで「公共図書館」に精通している人間が,どのような立場にあってどのような判断を示しているのか(「館長」をはじめとする,決定権を有する正規職員が司書有資格者とは限らないし,たとえ有資格者でも当てにならないことは,幾多の先行事例が示しています),報道からでは何ともわかりかねますが,【はてなブックマーク - 少年調書の引用本、公立図書館で閲覧中止の動き : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)】でhimagine_no9さんがおっしゃっているように
これが,日本図書館協会が制定している「図書館の自由に関する宣言」の中に述べられている「国民の知る自由を守り」が意味するところでしょう.違いますか?
「しかしこの問題を多くの人が検証し考察するためにも図書館での閲覧を保証してほしい」
まあ,お役人のやるリスクマネジメントは所詮,この程度の発想しか出来ないのかもしれませんが,そうしたら同じくお役人である公共図書館の正規職員が「図書館の自由」について声高に発言するのは,自家撞着って言われても仕方が無いのではありませんか>>諸賢.
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