2022年11月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

コメント・トラックバックの取り扱いについて

  • コメント・トラックバックをお寄せいただき,ありがとうございます.blog主が確認ののち,公開されますのでしばらくの間,お待ちいただくことがありますがご了承ください.当blogに無関係な内容のコメント・トラックバックはblog主の判断で削除されるものもあります.

「貸出至上主義者」度チェックβ版

ココログ


ほし2

« ピツェッティ/ヴァイオリン・ソナタ | トップページ | ハルトマン/交響曲第1番 »

2007/08/17

トゥービン/死せる兵士のためのレクィエム

トゥービン/「死せる兵士のためのレクィエム」@ネーメ・ヤルヴィ/エーテボリ交響楽団(BIS:BIS-CD-297)

 1985年5月11日の録音.
 エドゥアルド・トゥービン(1905-1982)はエストニア出身の作曲家だが,ソ連とナチによるバルト三国の占領を経て1944年にはスウェーデンに亡命し,帰国することなく死去した.
 
 この作品は,1919年のエストニア独立戦争,1940年のソ連による占領(さらに1941年から1944年まではナチの支配下に置かれ,その後再びソ連の支配下になる)という苦難に立ち向かい斃れた兵士を追悼するために1950年から作曲が始められたが第2楽章の途中で中断してしまう.19年もの後に作曲を再開し,最終的には1979年8月17日に完成する.1981年5月17日に,ストックホルムのヘドヴィク・エレオノーラ教会にて作曲家自身の指揮で初演されるが,その演奏会がトゥービンが指揮した最後の演奏会になる.

 テキストは通常の典礼文ではなく,1,2,4,5章がヘンリク・ヴィスナプ(1890-1951),3章がマリー・アンダー(ウンデル,1883-1980)というエストニア出身のふたりの詩人による.ふたりともソ連の占領から逃れ亡命したのか,最期の地はそれぞれニューヨークとストックホルムである.また編成もアルト,バリトンの独唱に男性合唱,オルガン,トランペット,ティンパニ,ドラムという変わったもの.全編を通じて痛切な音楽が展開されるが,特に終章で吹かれるトランペットの響きは痛ましい.

« ピツェッティ/ヴァイオリン・ソナタ | トップページ | ハルトマン/交響曲第1番 »

今日のBGM」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: トゥービン/死せる兵士のためのレクィエム:

« ピツェッティ/ヴァイオリン・ソナタ | トップページ | ハルトマン/交響曲第1番 »

UNIQLOCK

ついった

「愚智提衡而立治之至也」のはてなブックマーク注目エントリー

「愚智提衡而立治之至也」のはてなブックマーク人気エントリー

あわせて読みたい

  • あわせて読みたい

只今積読中

ココログ図書館ネタ