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2007/08/15

信時潔/海行かば

信時潔/「海行かば」@コロムビア男声合唱団(日本コロムビア:COCP-30710)

 1938年2月21日録音.
 『万葉集』巻十八所載の,大伴家持の長歌から歌詞を取り,ドイツ・ロマン派風な作風で知られた信時潔(1887-1965)が作曲した.
 「国民精神総動員強調週間」なるものが1937(昭和12)年10月13日から実施されるに際して,NHKがそのテーマソングとして信時にこの作曲を依頼したものである.当初は国民精神を鼓舞するものとして出征兵士を送るときに使用されていたが,学徒出陣の際にも使用されたばかりか,徐々にその荘重さ故に,大本営発表を伝えるラジオニュース等で玉砕時のテーマとして扱われるようになってしまい,挙句に「第二国歌」とまで言われるようになる.
 信時は当初の目的と異なる使い方をされてしまったばかりか,当時の国家指導者層の思惑を国民に浸透させるような使われ方をした作品を作曲したことを恥じて,敗戦後作曲の筆は折らなかったものの,創作活動が激減したと伝えられる.

 下の写真は,雑司が谷墓地にある信時潔の墓所.

Photo

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コメント

 “大伴家持の長歌から歌詞を取り”は、少しく不正確かと思います。そこに引用されている大伴氏の「言立て」にふれることが、この曲を紹介する場合、必要かと愚考するからです。
 新保祐司『信時潔』(構想社/2005.4)がまず第一の文献ですが、久世光彦『みんな夢の中――マイ・ラスト・ソング2』(文藝春秋/1997.11)中の「海ゆかば」もこの曲についての必読の文章だと思われます。

>>かぐら川さん

 コメントありがとうございます.お返事が遅れてすみません.
 しばらく,話がよく飲み込めなかったのですが,元歌の「陸奥国に金を出す詔書を賀す歌一首,并せて短歌」を調べなおして,ようやく得心がいった次第です.
 実は「海行かば」の元歌を,どういうわけだか同じ大伴家持の「喩族歌」だと記憶していまして.これを書くのに,いろいろ資料に当たったはずなのに,まだまだです.

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