J.S.バッハ/ミサ曲ヘ長調
J.S.バッハ/ミサ曲ヘ長調BWV233@ヘルムート・リリング/バッハ・コレギウム・シュトゥットガルト(インターコード:INT 820.510)
1967年(?)の録音.
J.S.バッハと言えども,いつもしんねりむっつりしたロ短調ミサ曲のようなミサばかり書いていたわけではない(^^;).BWV233はキリエとグローリアの6曲からなる30分ほどの作品で,すべてが他の目的で書かれた旧作からの転用であるらしい.が,音楽たちは何としっかりとひとつのまとまりを形作っていることか.この頃までの音楽における融通無碍なところがあるにしても,その職人芸には脱帽して聴き入るのみ.
今日は「たどりついたらいつも雨降り」な1日だったので,斯様な音楽を聴いて気晴らしをするのも一興かと(^^;).リリングの棒がまた,やさしい眼でバッハの音楽を奏でるのがとてもウレシイ.古楽派から見れば,もはや旧タイプのバッハ演奏なんだろうけど,とんがったバッハばかり聴くのは疲れた身と心に,ちと痛いときもあるのです.
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