日本にもいたビル・ゲイツ?
タイトルはちょっと大袈裟ですが(^^;).友人が教えてくれた記事.
中日新聞【恵那市中央図書館の建物、蔵書を贈呈 バロー相談役・伊藤氏の財団】
この記事,以前どこかで寄付の協定が結ばれた記事を読んだような記憶はあるのですが,すっかり忘れてました.それがついに,ある形に結実したと言うことですね.澁澤榮一の如き,財界人の古き良き「ノーブレス・オブリージュ」の残滓が,未だに残っていたことにある種の感動すら覚えました.
願わくは,恵那市中央図書館が某業界団体のつまみ食い(^^;)に遭わないことを祈りつつ,良き果実が実ることを期待しています.
ちなみにバローはこんな会社.東北では縁が無いけど,中部から関東にかけて展開しているスーパーとホームセンターのようです.
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コメント
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>G.C.W.さま
1年以上前の私の落書き↓のご記憶でしょうか。
http://sakuraya.or.tp/blog_t/index.cgi?no=127
恵那市もこれに備え県に職員派遣を要請したそうですし、結果今年度からしっかりした司書職員の方が1人派遣されていますので、当面はちゃんと運営されるんじゃないかと思っておりますけど、市には長期的にも継続した予算・人員配当をしてほしいなぁ、と願っております。
それにしても、つまみ食いがどのようになるかは現時点ではノーコメントとして、この記事↓(元記事が期限切れなのでキャッシュで申し訳ないですが…)
http://cc.msnscache.com/cache.aspx?q=8292491997982&lang=ja-JP&mkt=ja-JP&FORM=CVRE5
の理事長の発言や、こちらの趣意書↓(pdfファイルで申し訳ない…)
http://www.ito-zaidan.or.jp/backnumber/pdf/syougakusei_dayori_vol3.pdf
などを見ると、まぁ今の公共図書館運営では、利用者の中から数十年後このようなことをしてくれる人が現れる可能性というのは万に一つもあるのかいな、と思わずにはいられません。
投稿: tohru | 2007/07/24 01:39
>>tohruさん
あ,恐らくそのエントリーです.ご教示感謝ですm(_)m
中日新聞の記事での,かの理事長さんの「状況によっては維持,運営も支援」という姿勢が何ていうか,僕にはウルウルものです(ToT).
何処かの公共図書館を利用して起業に成功した方から,ひとりでもこうした篤志家が出現してくれないかなあ,と良い循環を一応期待はしているんですけど(今の公共図書館,勉学で云々は期待できそうにも無いので),望み薄かなあ(-_-;).
投稿: G.C.W. | 2007/07/25 20:32