マーラー/交響曲第9番
マーラー/交響曲第9番ニ長調@ミヒャエル・ギーレン/南西ドイツ放送交響楽団(インターコード:INT 860.913)
1990年4月と8月の録音.ギーレンは後にこの作品を再録音をしているので,こちらは旧盤ということになる.テンポが遅くなって巨匠然としている新盤に対して,こちらは未だ60代のギーレンらしい明敏で鋭角的な演奏に仕上がっている.基本線は「静謐」なのだが,だからこそ盛り上がるべきところで充分にエネルギーが放出される.また,音楽の美しさと言う点でも,瞬間的にハッとするような雰囲気があるのは旧盤の方である.ギーレンの全盛期を堪能できる録音であろう.
今日はいささか頭の中が火照っていて,何かを考えられるような状態じゃないので,こーゆう演奏を聴いて頭の芯を冷やさないといけないな.
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