ヒンデミット/交響曲変ホ調
ヒンデミット/交響曲変ホ調@ヤン・パスカル・トルトゥリエ/BBCフィルハーモニック(シャンドス:CHAN9060)
1991年10月の録音.
「スコアの上から下まで作曲した」パウル・ヒンデミット(1895-1963)は晩年になればなるほど,つまらない作品を書くようになって次第に指揮者・教育者としての晩年を過ごすようになるわけだが,この作品(1940年作曲)あたりではまだまだ聴くものの耳をそばだてるような音楽を書いている.それにしてもやかましい作品で,ムーティ/フィラデルフィアのライヴがNHK-FMで放送された際,初めて聴いたときは冒頭から「何だよ,これは(*_*)」と仰天したことを想い出す.ムーティもスクリャービンの立派な交響曲全集(EMI)を録音しているくらいなんだから,ヒンデミットとかプロコフィエフとかリヒャルト・シュトラウスとか,もう少し録音してくれてもよかったんじゃあないかと,今にして思うところ(ムーティはモーツァルトやシューベルトよりも断然,近現代の調性音楽の方がテンペラメントにあっていたと思う).
・・・・・・あれ,ヤン・パスカル・トルトゥリエは何処にいった(^^;)?
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コメント
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ムーティのプロコのロミジュリはサイコーっすよ。全曲版じゃないけど。
投稿: ふみお | 2007/07/05 21:15
>>ふみおさん
そうですか,「ロミジュリ」がありましたか.ゲルギエフの全曲版を既に持っているので(悪くないし),ムーティのは出会い頭に会うのを楽しみにしております(^^;).
投稿: G.C.W. | 2007/07/06 20:44