オルフ/カルミナ・ブラーナ
オルフ/カルミナ・ブラーナ@ギュンター・ヴァント/北ドイツ放送交響楽団(ヘンスラー:PH05005)
1984年5月の録音.如何にもザッハリヒと言うか,余計な演出とか情念とかに囚われず,かと言って淡々と進んでいくわけでもなく,端正ながらも出るところは出る,という趣きの演奏.ある種の劇的さには不足もあろうが,音楽の引き締まった充実振りは,さすがに職人的な技術の基礎に間違いの無いヴァント(1912-2002)の面目躍如たるところがある.
« 大木正夫/交響曲第5番 | トップページ | バルトーク/絃楽四重奏曲第1番 »
「今日のBGM」カテゴリの記事
- 「わかりやすさ」とは(2010.07.06)
- 玲瓏な(2010.07.04)
- アマデウスの影(2010.06.30)
- 心を音に載せるテクニック・・・・・・(2010.06.29)
- インテルメッツォ(2010.06.26)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント